KONI FSD PEUGEOT 206 CC
そろそろ50000kmを迎えるので、
足回りのリフレッシュをしました。
PEUGEOT純正のパーツ好きとしては、
ショックは純正にこだわっていました。
PEUGEOTは、ショックを内製で設計する
数少ない自動車メーカーです。
「猫足」と呼ばれる乗り味は、
内製の「ツインチューブ式油圧ダンパー」による
味付けが絶妙なのでしょう。
ただ、7世代以降、(307と206は微妙ですが...)は
ドイツ車に近い固めの味付けに変化してきたことも
否めない事実です。
その「猫足」がショックを社外製に交換することによって
どのように変化するのか?
そもそも「猫足」はどういう感覚を指しているのか?
その「あいまい」な感覚...
その答えをハッキリさせる「実験」です。
以前に代車で借りた306と、207SW、206での比較です。
(あくまでも個人的なレポートです。)
KONI FSD PEUGEOT 206 CC
■KONI FSD 装着上の注意■
KONI FSDの車種別キットは、
純正のスプリングでの使用を前提としています。
現在ついているスプリングは、経年したアイバッハです。
約30mmくらいのローダウンで、
すでに落ちきるところまで、落ちていますが、
特に問題はありません。
■ストローク(乗り心地)の変化■
ワインディングでの操縦感ですが、
純正ショックに比べて、かなり固いセッティングになりました。
上手く表現するのが難しいのですが、操縦感でなく、乗り心地感での
純正ショックのストローク量、「自然感」というか、「マージン」というか、
固いのだけれど、ほどよく「ふわっ」とした柔らかい部分も残している。
ゆったりと余裕を持って、伸縮する部分は皆無になりました。
これがフランス車(特にPEUGEOT車)独特の「猫足感」というならば、
その部分は残念ながら無くなってしまいます。
■操縦性の変化■
「粘り感」「地面への吸着感」「接地感」は、純正と比べてかなり高いです。
60km/h以上で走行での少し急目のカーブでは
純正ショックよりもハンドルを切るのに対して
応答するレベルが高くなりました。
スポーツ性能が上がった分、キビキビとしています。
ハンドルの切り始めのリアが横に流れるロール現象では、
頼りなさというか、不安感は無くなりました。
これはKONI FSD特有のものではなく、
新車時の純正ショックでも同じくらいの感覚(リアの不要なロール感は目立たない)はありました。
ダンパーが経年でショック自体がへたってきたがために、
リアの不要なロールがリフレッシュされたところが大きいようです。
(同時にリアのスタビライザーを装着した効果もありますので、切り分けは難しいのですが…)
■まとめ■
社外製のショックは、スポーツ性能をアップするために固いだけで、
乗り心地までも追求している商品は皆無に近いのですが、
KONI FSDは、段差等の突き上げはマイルドに感じます。
独自の自動減衰機構が上手く作用しているのだと思われます。
乗り比べてみて、純正のショックが良くできている事を感じます。
「操縦感」と「乗り心地感」という相反するバランスを高く求めたい方は、
交換してみるのも面白いのではないでしょうか。
ただし、純正ショックの絶妙なストローク感(猫足?)を味わいたいのであれば、
新品の純正ショックへのリフレッシュ(さらに言えば、206以外の6世代以前のPEUGEOTに乗ること)が最良かと…。
足回りのリフレッシュをしました。
PEUGEOT純正のパーツ好きとしては、
ショックは純正にこだわっていました。
PEUGEOTは、ショックを内製で設計する
数少ない自動車メーカーです。
「猫足」と呼ばれる乗り味は、
内製の「ツインチューブ式油圧ダンパー」による
味付けが絶妙なのでしょう。
ただ、7世代以降、(307と206は微妙ですが...)は
ドイツ車に近い固めの味付けに変化してきたことも
否めない事実です。
その「猫足」がショックを社外製に交換することによって
どのように変化するのか?
そもそも「猫足」はどういう感覚を指しているのか?
その「あいまい」な感覚...
その答えをハッキリさせる「実験」です。
以前に代車で借りた306と、207SW、206での比較です。
(あくまでも個人的なレポートです。)
KONI FSD PEUGEOT 206 CC
■KONI FSD 装着上の注意■
KONI FSDの車種別キットは、
純正のスプリングでの使用を前提としています。
現在ついているスプリングは、経年したアイバッハです。
約30mmくらいのローダウンで、
すでに落ちきるところまで、落ちていますが、
特に問題はありません。
■ストローク(乗り心地)の変化■
ワインディングでの操縦感ですが、
純正ショックに比べて、かなり固いセッティングになりました。
上手く表現するのが難しいのですが、操縦感でなく、乗り心地感での
純正ショックのストローク量、「自然感」というか、「マージン」というか、
固いのだけれど、ほどよく「ふわっ」とした柔らかい部分も残している。
ゆったりと余裕を持って、伸縮する部分は皆無になりました。
これがフランス車(特にPEUGEOT車)独特の「猫足感」というならば、
その部分は残念ながら無くなってしまいます。
■操縦性の変化■
「粘り感」「地面への吸着感」「接地感」は、純正と比べてかなり高いです。
60km/h以上で走行での少し急目のカーブでは
純正ショックよりもハンドルを切るのに対して
応答するレベルが高くなりました。
スポーツ性能が上がった分、キビキビとしています。
ハンドルの切り始めのリアが横に流れるロール現象では、
頼りなさというか、不安感は無くなりました。
これはKONI FSD特有のものではなく、
新車時の純正ショックでも同じくらいの感覚(リアの不要なロール感は目立たない)はありました。
ダンパーが経年でショック自体がへたってきたがために、
リアの不要なロールがリフレッシュされたところが大きいようです。
(同時にリアのスタビライザーを装着した効果もありますので、切り分けは難しいのですが…)
■まとめ■
社外製のショックは、スポーツ性能をアップするために固いだけで、
乗り心地までも追求している商品は皆無に近いのですが、
KONI FSDは、段差等の突き上げはマイルドに感じます。
独自の自動減衰機構が上手く作用しているのだと思われます。
乗り比べてみて、純正のショックが良くできている事を感じます。
「操縦感」と「乗り心地感」という相反するバランスを高く求めたい方は、
交換してみるのも面白いのではないでしょうか。
ただし、純正ショックの絶妙なストローク感(猫足?)を味わいたいのであれば、
新品の純正ショックへのリフレッシュ(さらに言えば、206以外の6世代以前のPEUGEOTに乗ること)が最良かと…。
by silvaisplait
| 2010-06-05 22:21
| モディ(足回り)
ハートの一撃!~Coup de Coeur~
by silvaisplait
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